チャプター 35

「ジョンソンお嬢様、本日は射撃の練習でいらっしゃいましたか?」

入り口に立つ人物の姿を認めるなり、スタッフの一人が愛想笑いを浮かべてすっ飛んできた。「すぐにインストラクターを手配いたしますので……」

「失せなさい!」

入り口に現れたのはカレンだった。彼女の視線は中で射撃練習をしている二人の人物に釘付けになっており、その瞳には嫉妬と怒りの炎がめらめらと燃え盛っていた。

ここ数日、彼女はずっとチャールズを探し回っていた。最近彼が任務で出払っていると知った時は、ぐっと不満を飲み込んだものだ。それなのに、やっと暇ができたと思えば、こんな所で他の女に射撃を教えているなんて!

しかも、あんなに親...

ログインして続きを読む